Contents
この記事で学べること
- サラリーマンが副業するようになった社会的背景
- サラリーマンが副業するのはアリ?ナシ?
- サラリーマンが副業するメリットとデメリット
- サラリーマンが副業するためにまずやっておくべきこと
今回は、副業サラリーマンの山あり谷ありの現実を自分の経験からお伝えしつつ、これから副業をはじめようと考えているあなたに抑えておいて欲しいポイントを解説します。
サラリーマンが副業をはじめるようになった社会的背景
普通のサラリーマンは会社から毎月ある一定の給与をもらいます。
加えて残業代をもらうこともあれば、会社の業績に応じて賞与や決算賞与ももらうことがあります。
これまでサラリーマンは、「自由度」が低い働き方の引き換えに「安定」をある一定保証してもらえていました。
会社(雇う側)の規模・業種・業績、自分(働く側)の年齢・キャリア・能力で年収が異なるものの、いわゆる普通のサラリーマンであれば、おおよそ以下の給与が当てはまります。


ここでのポイントは、「普通のサラリーマンは会社から毎月ある一定の給与をもらう」ということです。
これは「あなたの生活を一定保証する代わりに、あなたの人生を企業発展のために捧げてね」という仕組みです。
つまり、「成果が出ないときも給与を著しく下げることはない代わりに、成果を出したからといって給与が簡単に上げるわけではないよ」ということなんです。
出資者である株主がお金を出し、経営者が出資者のお金を使って従業員を雇い、企業を発展させて利益をもたらすことではじめてビジネスが成り立ちます。
サラリーマン(従業員)は会社が発展していくための経営者からのオーダーに従うことが大原則です。
だからこそ、サラリーマンが個別でいくら成果を出したからといって、会社の利益にならない限りは給与を上げてもらうことは難しいでしょう。

「この会社で5年間働きつづけた場合、5年後の自分の年収はこれくらいだろう」とある程度は推測できるはずです。
自分の推測の中で、なりたい自分と解離があれば、現状のままではなりたい自分になれないわけです。
まして、新型コロナウイルス感染拡大によって新しい生活様式、新しい働き方を一気に突きつけられることになった、このご時世です。
「ジョブ型雇用」「週休3日制度」「オンライン会議」「テレワーク」・・・
日々目まぐるしく変化する社会環境の中で、サラリーマンの働き方、さらには生き方が真に問われるようになりました。
退職金を支払える会社が徐々に少なくなってきただけでなく、会社が永久に存在ことは誰も保証できません。
まさに超不安定社会に突入してます。


サラリーマンが副業するのはアリ?ナシ?
今のままではマズいと自分が一番理解している頭が冴えるあなただからこそ、この記事にたどり着いたはずです。
副業がナシなわけがないんです。
もちろん副業は本業に悪影響がでないことが大前提となります。
まして、自分のたった一度きりの人生です。
会社のオーダーにしたがうだけでなりたい自分になれないのであれば、早めに手を打って挑戦する姿勢を確率することが大切です。
皆さん、これまで生まれてから20何年間か、レールの敷かれた上をただ走ってきた人生をここで終えることになります。これからは、レールがあるようでレールのない世界に皆さん突入していくことになると思います。
堀江貴文さん
「副業している人は仕事に対して本気ではない」とよく耳にしますが、副業で稼ぐ人って正直めちゃくちゃすごいです。
1万円以上を稼ぐ人は3人に1人と言われるほどの狭き門で、副業で成功している人は本業で文句を言っている人よりも間違いなく能力が高いです。


何度も言いますが、副業はアリです。副業できるってすごい能力なんです。
これからの将来は副業しない前提では仕事ができなくなっていくことは確実です。
さぁ、一緒に副業成功への第一歩を踏み出しましょう!
サラリーマンが副業するメリットとデメリット

メリット
- 収入源を増やすことができる
- 人脈(繋がり)を増やすことができる
- 経験や知識の二次利用ができる
- 定年がなくなる
デメリット
- 本業への支障が出る可能性がある
- 睡眠不足による心身の疲労が大きい
- 税金関連の手間がかかる
サラリーマンが副業するメリット

収入源を増やすことができる
収入を分散して増やすことができることが最大のメリットです。
本業だけでは得られない臨時収入を得られることで、自由度が高くなり、精神的にも開放されます。
副業の種類や、それらに費やす時間によって得られる収入の額は異なりますが、それでも本業の万が一に備えて準備をしておくことで自分の人生を主体的に生きられるようになります。
人脈(繋がり)を増やすことができる
副業をしていると本業では出会うことのできない人や機会に遭遇します。
本業の業界や職種によりますが、基本的に本業だけの出会いはとても限定的です。
限られたネットワークの中で仕事が成立しているからです。だけど、世界には人がたくさんいるんです。

これって結果的に本業にも良い影響を与えているってことです。
自分の世界観を広くもち、より多くの人や機会と出会うために副業はオススメです。
経験や知識の二次利用ができる
自分自身の経験や知識って本当はとても価値があるんです。

日本では横断歩道の信号無視で警察に注意されることはあるものの罰金はないはず。
国によってルールがことなるように、人によっても異なります。
自分の中の当たり前は人の当たり前ではないんです。だからこそ、自分の経験が価値になるわけです。
全員が同じであれば価値は低いですが、自分が他と違っていたら価値になります。
自分だけの経験や知識をうまく掛け合わせて、他の誰にも真似のできない自分だけのオリジナル価値をつくってください。
定年がなくなる
本業には基本的に定年があるはずです。
「老後のための貯蓄」とよく耳にしますが老後に貯金して悠々自適に暮らしていける時代はもう過去の話。
老後のための貯蓄に+αの収入があればより安心して暮らすことができます。
副業の種類によっては、生涯続けられる副業もあります。
少なくとも本業以外に働いて収入を得ることができると人生の自由度がより高まります。
サラリーマンが副業するデメリット
本業への支障が出る可能性がある
副業をするということは、本業が休みの時間(空いている時間)にも働くことになるということです。
つまり、本業以上の労力がかかるということです。
副業をはじめると最初は刺激的で楽しいのですが、本業が忙しくなってくると副業に集中できなくなる。なんてことはよくある話です。
限りある時間の中で副業に集中すればするほど本業に対するエネルギーも自然と失われるもの。

睡眠不足による心身の疲労が大きい
本業をしない時間=副業ができる時間です。
これまでは、本業をしていない時間を趣味や家族サービスにつかっていたと思いますが、その時間を副業に回すことになります。
本業も副業もしていない時間で趣味や家族サービスを行うことになるので必然的に時間がとても限られます。
限られる時間の中で結果を出すためには睡眠時間を削るということはよくあること。
寝る間を惜しんで仕事することになるので睡眠時間を確保することが難しく、心身ともに疲れは溜まります。

税金関連の手間がかかる
ココに注意
- 20万円以下の収入であれば何の問題もない
- 20万円を超えると確定申告の義務がある
- 20万円を大きく超える収入がある場合は住民税額の変更によって会社にバレる可能性が高い
これまで本業一筋の方の場合は確定申告をする必要はなかったはずです。
しかし、副業で年間20万円を超える収入を得た場合には必ず確定申告をする必要があります。
しかも、所得税に関しての確定申告なのであって、住民税は別で申告しなければなりません。
20万円を超える収入を得た場合、年間の総所得額によって住民税が決まりますから住民税額が増加してしまう可能性が高いです。
しかも、会社が給与からの天引きで住民税を支払ってくれている場合は、住民税額の変更が会社に届くので20万円を大きく超えて住民税額が変更となると会社にバレることになります。
サラリーマンが副業するためにまずやっておくべきこと
サラリーマンが副業するメリットとデメリットを考えて、副業をはじめようと思ったあなたはめちゃくちゃ良い判断をしてます。
その判断が早めであればあるほど成功確率が高くなります。
そんなあなたに知っておいてもらいたいことがあります。
それは・・・
副業で最も大切なことは、継続するということです。これにつきます。
副業をはじめようとブログをはじめました。アフィリエイトをはじめました。投資をはじめました。
チャレンジすることはとても大切なことですが、実際の継続率は1年で3割程度。つまり、約7割の人は1年を経たずして途中でリタイアしています。
副業に関するリタイア理由を調べてみたらいろいろ出てきました。
24才女性
- 副業禁止の会社のため、住民税増加でバレそうになってやめた
30才男性
- マイナンバー制度導入と同時に止めた
34才女性
- 本業が忙しくなって身体がキツくなった
28才男性
- 結婚のため収入が安定した会社に転職したため
会社が副業OK、家族も応援してくれるなど、自分を取り巻く環境が継続できる環境なのであれば、あとは覚悟をもって前に進むのみ!
最初はうまくいかないこともあるだろうし、結果がついてこないこともあるだろうけど、確実に前に進むはず。

まとめ
副業を考えるようになっている時点で何か変化をしなければならないと気がついているので、とても良い傾向にあります。
あとは、継続できる環境にいるか、継続できる覚悟をもっているか、継続する時間を確保できるかを検討してください。
副業をはじめるきっかけは収入面での期待が大きいと思いますが、収入以外の繋がりや、経験も得られるので、この機会に一緒にはじめましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。