映画「風をつかまえた少年」感想|14歳の実話に涙(ネタバレ注意)

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青年投資家ゼロ(@investerzero)です。

映画「風をつかまえた少年」を見ましたが、実話に基づく14歳のストーリーに思わず涙しちゃいました。アフリカのマラウイで生まれた主人公ウィリアム(14歳)が伝える大切なこととは。文部科学省特別選定(青年・成人・家庭向き)、文部科学省選定(少年向き)、東京都推薦映画でもあり、アンジェリーナ・ジョリー、池上彰さんも絶賛のこの映画をまとめてみました。ネタバレ注意です。

物語にとても引き込まれたわ。愛おしくて素晴らしい作品!

アンジェリーナ・ジョリー

映画の中では、しばしば乾燥した土壌が舞い上がるシーンが出てきます。乾いた土地と強い風。この風を生かせば土地を潤せる。それを実現したのが教育の力なのです。教育で「知恵をつかまえた」少年は、風もつかまえることができたのです。

池上彰さん コラム
主人公のウィリアム・カムクワンバ「風をつかまえた少年」より参照
© 2018 BOY WHO LTD / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE / PARTICIPANT MEDIA, LLC
  • 原作はこちら

映画「風をつかまえた少年」あらずじ

当時、人口の2%しか電気を使うことができず、世界でもっとも貧しい国のひとつと言われるアフリカのマラウイで、少年が風車で自家発電に成功した実話を収め、世界各国で出版されたノンフィクションを映画化。アカデミー賞を受賞した「それでも夜は明ける」で自身もアカデミー主演男優賞にノミネートされた俳優のキウェテル・イジョフォーがメガホンをとり、映画監督デビューを果たした。2001年、アフリカの最貧国のひとつマラウイを大干ばつが襲う。14歳のウィリアムは貧困で学費を払えず通学を断念するが、図書館で出合った1冊の本をきっかけに、独学で風力発電のできる風車を作り、畑に水を引くことを思いつく。しかし、ウィリアムの暮らす村はいまだに祈りで雨を降らそうとしているところで、ウィリアムの考えに耳を貸す者はいなかった。それでも家族を助けたいというウィリアムの思いが、徐々に周囲を動かし始める。

映画.com参照

この映画は「それでも夜は明ける」でお馴染みのキウェテル・イジョフォーが監督した実話ベースのヒューマンドラマです。ウィリアム・カムクワンバの同名ノンフィクションの実写化です。

映画「風をつかまえた少年」作品情報

  • 原題:The Boy Who Harnessed the Wind
  • 製作日:2018年
  • 製作国:イギリス、マラウイ
  • 上映時間:113分
  • 監督・脚本:キウェテル・イジョフォー
  • 製作:アンドレア・カルダーウッド、ゲイル・イーガン
  • 製作総指揮:フィル・ハント、コンプトン・ロス、ピーター・ハンプデン、ノーマン・メリー、ジェフ・スコール、ジョナサン・キング、ストライブ・マシイーワ、ペイン・ブラウン、ジョー・オッペンハイマー、ローズ・ガーネット、ナターシャ・ワートン
  • 原作:ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー
  • 撮影:ディック・ポープ
  • 美術:トゥレ・ペヤク
  • 衣装:ビア・サルガド
  • 編集:バレリオ・ボネッリ
  • 音楽:アントニオ・ピント
  • 出演:マックスウェル・シンバ、キウェテル・イジョフォー、アイサ・マイガ、リリー・バンダ、レモハン・ツィパ、フィルベール・ファラケザ、ジョセフ・マーセル、ノーマ・ドゥメズウェニ

映画「風をつかまえた少年」まとめ(ネタバレ注意)

14歳のアイデア vs マラウイを襲った大干ばつ

2001年にアフリカで最も貧しい国の一つマラウイを干ばつが襲いました。住民の多くは農作物で生計を立てているので、大干ばつ、大雨に見舞われて安定した収穫が得られなくなります。1日に1食を食べるのに精一杯の状況にどの家庭も絶望していました。また、もう1つの産業である「タバコ」。農家はタバコの葉を乾かすために、樹木を伐採して燃やします。タバコ農家は樹木を伐採して売るので現金収入が得られやすい。しかし、樹木がなくなっていくと洪水が起きやすくなり、農作物にとっては大問題です。あまりにひどい干ばつに農家からタバコ農家に変わる人がいるほど。村を守りたい住民、稼ぎたい住民とで対立します。

14歳の主人公ウィリアム(マックスウェル・シンバ)は、農家を営む両親と、とても貧しい生活を送っていました。ある日ウィリアムは、自転車のライトが前輪に小型の発電機を接触させて発電していることを発見します。この仕組みを学びたくなったウィリアムは学校の図書館で独学で知識を得ていきます。

この仕組みを応用して、風車を車輪で回せば発電できる。そのモーターで井戸の水を組み上げて畑に水を供給することができれば干ばつにも打ち勝てるというわけです。

失うことばかりの現実。その先に・・・

この自転車のライトが主人公ウィリアムの人生、マラウイを変えることになる。

ウィリアムの両親は農家なので干ばつの影響で収入がありません。生きていくのに精一杯の状況です。あまりに辛い現実にウィリアムのお姉さんは家でしてしまいます。学費を払えず、ついに強制退学され、大切な仲間も「マラウイにいてもただ死ぬだけだ」と言い捨てて街へ出ることを決意します。

風車で電気を起こして、畑に水を供給するために井戸から汲み上げるアイデアをお父さんに伝えるも、お父さんからは「農場で働け!耕せ!」と言われます。家族、夢、仲間を失い失意のウィリアム。

しかし、そんな困難な状況の中でもウィリアムは、水を吸い上げるポンプに電力を送るための風車の試作品を完成させます。これを大きな風車に応用すれば畑に水を供給する大きな電力を得られることを確信します。しかし、大きな風車を作るにはお父さんの自転車が必要だったのです。ただでさえ、ウィリアムのアイデアに否定的なお父さんから自転車をもらうには至難の技。

しかし、干ばつによる飢えと、これ以上どうすることもできない現状を見て、ウィリアムは、懸命にお父さんに訴えるのでした。頑なに拒むお父さんでしたが、ウィリアムの懸命な訴えと周りの説得にようやく心動かされたお父さんは自転車を譲るのでした。

ついに風をつかまえる

ついにお父さんから自転車を譲ってもらったウィリアムは早速自転車を解体し、村の住民と協力して木を切って、大きな風車を作り出しました。風車はきちんと動くのでしょうか・・・

動いたッ!!

動く風車を眺めながらウィリアムは何を思ったのでしょうか。とても感慨深いワンシーン。

風に乗って風車は回りはじめ、ついにバッテリーに充電されていきます。充電されたバッテリーが見事に稼働して井戸水を吸い上げ、ホースから水が流れ出した時、ウィリアムとお父さんは強く抱き合います。村の住民からも歓声が上がりました。

乾いた土に流れる水・・・ウィリアムとお父さんから流れる涙・・・

見ているあなたも感涙必須です。

その後のウィリアムは(実話)

物語はここで終わりますが、その後ウィリアムは以下の経歴を積み重ねていきます。

ウィリアム・カムクワンバのその後

  • 2006年:高さ12メートルの2基目の風車を建設
  • 2007年:太陽光発電パネルの寄付を受けて貯水タンクと共に設置し、村で初めてとなる給水設備を作成
  • 2007年:タンザニアで開かれたTEDカンファレンスで講演
  • 2008年:送水用ポンプを稼動させるための4基目の風車を建設
  • 2009年:地域の学校の校庭に風車を設置
  • 2009年:南アフリカのエリートアカデミー「アフリカリーダーシップアカデミー」に特待生として通学
  • 2010年:アメリカのダートマス大学へ入学。2014年に卒業
  • 2013年:タイム誌の「世界を変える30人」に選出

まさに自転車のライトがウィリアム自身の人生をも照らしたと言って過言ではありません。

その後、2019年にウィリアムは来日してこう語りました。

まずは電気を起こせるようになって、ランプの燃料やラジオの電池を買わずに済むようになりました。それからTEDグローバルに招待されて初めて国外に行き、大勢の前で話をしました。そこから、多くの方々の力添えを得て、学業を再開することができたのです。その間、世界中のさまざまな人々に自分の経験を伝える機会に恵まれました。アメリカの大学では、妻となる女性と出会うこともできました。本当に人生が大きく変わったのです!

ウィリアム・カムクワンバ

図書館で風車の写真が表紙になった『エネルギーの利用』という本を手にしたとき、世界のどこかにこれを作った人が存在するなら、自分にも絶対作れるはずだ、と思いました。

ウィリアム・カムクワンバ

まとめ

どんな環境でも行動しつづければ夢が叶う。ただし、行動し続けるというハングリー精神をもっていればの話です。恵まれた国「日本」では逃げる場所がたくさんあって言い訳もいくらでもできる。だからハングリー精神が育ちにくいのかもしれません。

「誰でも発見によっていろんな未来が開る。」

あなたの未来も小さな発見で叶えられるかもしれません。

14歳の飽くなき情熱が夢を叶え、大干ばつという国難を乗り越えるにいたった奇跡の物語をぜひ見てみてください。

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本記事の編集者

青年投資家ゼロBLOG(@investerzero

中小企業の平凡なサラリーマン(経営企画室所属)。全くの未経験から独学でブログを勉強。Twitterも同時に開始。副業ブログのおかげで今後の独立が見えてきました。本業と副業のブログを運営しながら奥さんと2人で暮らしています。


  • この記事を書いた人

青年投資家ゼロ

「好青年」と言われるけど貯金0円の27歳。| ブログと投資で脱貯金0円実現が目標 |大学在学中に起業▶︎売上5,000万円に成長!その後M&Aされて▶︎ヘッドハンティング▶︎中小企業の経営企画室最年少(独立目指す)ブログ開始2ヶ月で9,000PV/収益化成功 世界8ヶ国20都市訪問。キャンプが趣味。

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